いつ歯を磨いていますか?

一日のうち何回歯を磨いたら良いのでしょう。

朝・昼・晩一日に3回?

「私はそれ以上磨いています」という人もいるかもしれません。

もしかして「歯磨きなんかしません!」なんて方はいませんよね?

あなたは、いつ・どのタイミングで歯磨きしますか?

 

歯磨きの目的は何でしょう

歯磨きはなんのためにするのでしょう?

簡単に言ってしまうと「口の中を綺麗にし、清潔に保つため」

むし歯や歯周病の原因となる歯垢(プラーク)を取り残してしまうと、歯ブラシでは取れない歯石になってしまいます。

その前に歯磨きで歯垢を取り除くのが目的です。

食後の歯磨きは主に食べ残しを取り除くためです。

そして寝る前の歯磨きはむし歯菌や歯周病菌を減らすためなのです。

 

年齢で考えてみると

0~15歳はむし歯予防のため

16~30歳はむし歯と歯肉炎の予防(歯と歯ぐきの健康維持)のため

30歳以上は歯周病予防のため

と主な目的が変わっていくことがわかります。

 

プラークコントロールが上手くいっていないと、実際には若者でも歯周病に悩まされていたり、高齢者でもむし歯に悩まされていたりします。

確実に歯垢(プラーク)を取り除くことが大切です。

 

いつ磨いたら?

朝が早い、夜が遅い、昼は仕事で忙しかったり、外出先だったり、人それぞれ生活パターンは違うと思います。

一日一回しか歯みがきができない人もいるかもしれません。

一般的には歯磨きは朝と夜の2回という人が多いようです。

もちろん営業や接客に携わる人は、口臭や食べかすを取り除くために昼食後も歯磨きが必須です。

お口の中にむし歯菌や歯周病菌を増やさないようにするためには、特に夜寝る前の歯磨きは大切です。

人の寝ている間でも口の中の細菌は眠りません。

またその間は唾液の分泌が低下します。

唾液は口の中を洗浄する働きと中性に保つ力があります。

細菌のエサになる食べかすや歯垢がお口に残っていれば、細菌はどんどん増えやすくなります。

この洗浄する働きと口の中を中性に保つ力があることはわかっていても、夜寝る前の歯磨きはつい疲れや眠気のために面倒になるかもしれません。

「歯磨きをしたくない誘惑」や「手抜きで雑な歯磨きになる誘惑」に負けないことが大切です。

 

歯磨きのコツは?

寝る前にしっかり歯磨きをしていても夜の間に細菌は増えます。

朝ご飯とともに飲み込むのは嫌ですよね。

朝起きたときにまずはうがいをするだけでも、お口の中の細菌数はずいぶん減らせます。

さらに朝食後に歯磨きをしましょう。

昼食後に歯磨きができない場合は、うがいだけでも効果的です。

夜は夕食後または寝る前に丁寧に歯磨きをしましょう。

眠くなってからでは面倒くさくなるので、入浴中に歯磨きをするというのも良いですよ。

しかしながら何回磨いても「磨いている」ことより「磨けている」ことが重要です。

歯垢をきちんと取り除いて細菌を増やさないようにすることを目標にがんばりましょう。